Home >Equipment >MC W ROKKOR SI 28mm f2.5

- アトムレンズとは(放射能レンズとは)
- レンズに酸化トリウムを使って、屈折率の高いレンズを製造することは、1948年に米国で発明され、1953年に、ドイツのエルンスト・ライツ社のライカ(LEICA)が「ズミクロン(Summicron)レンズ」として採用し、「空気さえも写る」という素晴らしい評判を得たそうです。
ジャンクで安く購入しました。金属環のMC28/2.5です。絞り羽が微妙に粘っているのでそのうち分解清掃しなくてはならないのですが、今のところ平気そうです。
案の定、レンズは黄色く変色しています。カラーフィルムを使う場合はフィルターを使うか、あるいは黄ばんだ方がいいという条件のときに限られると思います。また、モノクロであれば、コントラストが若干上がると思います。
放射線計測協会より放射線測定器をお借りしてまいりました(これはガイガーカウンターとは違います)。さて、あの変色は酸化トリウムのせいでしょうか、それともコーティングの劣化でしょうか。他のレンズ等も測定して比較することにしました。
注:私の地域での自然放射線量は0.035~0.038マイクロシーベルト毎時です。




そういうわけで、通常の約23倍です。続いて前玉の方を測ってみます。

通常の約39倍です。ちなみに、レンズ前玉から5cm離れた場所では約0.3マイクロシーベルト毎時、金属環(側面)は1マイクロシーベルト毎時以上でした。
気になる「使用時に受けるであろう放射線の量」ですけれども、こちらのほうはというと、

ボディを挟んだからといって大きな差が出るわけではありません。ちなみにボディはSR-1sです。目には近づきますが、目だけ特別にガンマ線を浴びるわけではありません。
酸化トリウムを入れた甲斐があったというもので、性能はなかなか良いです。カラーでの撮影もなかなか良かったです。
ただし、四六時中肌身離さず持ち歩くというのはどうかなと思います。あくまで、「普段使う分には問題ない」ということですので。