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スーパー ロッコール 45mm f2.8とは
梅鉢レンズと呼ばれた標準レンズ
スーパーロッコール45mm/f2.8は、ミノルタの前社名「千代田光学」時代に発売されたコピーバルナックライカ「ミノルタ35」の標準レンズとして登場しました。
ピントリングの独特な形状から「梅鉢レンズ」という愛称で呼ばれる人気のレンズです。
前期型と後期型で特徴があり、前期型は鏡胴に絞り値を表示する小さな穴が開いています。後期では穴はなくなり、ピントレバーが取り付けられ、コーティングが強化されているようです。
45mmの画角
50mmよりやや広い45mmという画角は、当初のミノルタ35がライカ判よりやや小さい日本判に合わせた設計によるものです。ノクトン クラシック 40mm F1.4などの広角以上標準未満であるレンズの仲間で、スナップ撮影など気軽にその場を撮影するにはピッタリの画角です。
レンジファインダー機のフレームでは50mm用が代用できるため、そのフレームを広く取った範囲を写し撮ることができます。。
以外な実力派レンズ
コントラストもしっかりと出し、シャープで解像度が高いのが特徴です。光の状態で渋い色味になったり良好な色乗りになったり、ボケ味の穏やかさに変化が出てくる魅力的なレンズです。
絞り開放付近ではクラシックなレンズらしい円に流れるボケを出すことができます。ピント照合面では解像度が高く、意外な実力派レンズとして知られています。
入手しやすく、重量感のある造りのしっかりしたレンズ
中古でも見かけやすいこのレンズは、ミノルタの地元だった大阪では特に出回っているようです。価格も安価で手に入りやすいレンズです。
梅鉢とよばれる独特な外観とその造りは丁寧に製造されており、小さなレンズながら手にした時にはしっかりと重量感を感じることができます。しっかりとした性能と相まって、所有することに喜びをもたらしてくれる一本です。
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スペック
- 発売日
- 1948年
- レンズ構成
- 3群5枚
- 絞り
- f2.8-f16
- 焦点距離
- 3.3ft-∞
- マウント
- ライカスクリューマウント(Lマウント)
- フィルター径
- 34mm