オリンパス Pen

Olympus Pen

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オリンパス Penとは

二倍撮れるハーフサイズカメラ

オリンパスPenは1950年代末に登場したハーフサイズカメラです。

ハーフサイズカメラとは、35mmフィルムの撮影コマを24mm×18mmと縦半分にして、36枚撮りフィルムなら72枚の写真を撮ることのできるカメラで、撮像サイズを小さくすることでカメラ本体も小さくすることができます。

登場当時はスナップ写真がブームとなっていて、小さくて携帯性に優れたカメラが待ち望まれていました。

初代Penの3つのバージョン

最初に発売されたPenには3つのバージョンが存在します。

まずは、安価に製造するために会計上作成した外注会社、三光商事で製造された"三光Pen"、オリンパスで製造された2代目Pen、さらに一部を改良した3代目Penがあります。

プロのサブカメラとして

オリンパスペンは小さなボディと安価な発売価格という制約の中で、コストのほとんどをレンズに掛けています。

大衆向きでありながらプロのカメラマンがサブカメラとして使用することを想定して開発されたことから、プロユースにも耐えうるスペックを持っています。実際に、このカメラをサブカメラとして活用した報道カメラマンも多かったそうです。

小さいながらも使いやすくまとめられ、高性能なレンズを搭載したこのようなコンパクトカメラは、現代では生み出されることはないでしょう。

是非オークションで昔の製品の良さを実感してください。

現在のオークション出品

オークションの出品はないようです。

バリエーション

Pen S
明るいレンズと高速シャッターが付いてます。
Pen S3.5
初代ペンの後継で台数が少ないです。
Pen W
プロ向けで広角レンズが付いています。中古でも高値です。
Pen D
ペンのデラックス版です。さらに明るいレンズと露出計が付いてます。
Pen D2
台数が少ないです。
Pen D3
またさらに明るいレンズを付けていて、露出計が改良されています。

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スペック

発売年
1959年10月
レンズ
D.Zuiko 28mm/f3.5
焦点調節
0.6m~∞
ファインダー倍率
0.5倍
シャッタースピード
B、1/25、1/50、1/100、1/200秒
シャッター形式
レンズシャッター
露出計
なし
電源
なし
セルフタイマー
なし
サイズ
W108×H68×D39ミリ
重さ
350g