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C ビオゴン 35mm f2.8とは
現代に蘇る名レンズ
ビオゴン2.8/35は、旧コンタックス用として、天才レンズ設計者ルードヴィッヒ・ベルテレの手によって生み出された伝説的な高性能広角レンズです。
今回紹介する「C Biogon T* 2.8/35 ZM」は、「C」を冠したビオゴンレンズ、評価の高いクラシックレンズをフィーチャーし、TTL測光にも対応できるよう現代に蘇らせた新設計のレンズです。
レンズ構成はビオゴン 35mm f2の方が本家のレンズ構成に似ていますが、後玉の厚さやディストーションの排除された描写は、現代風にアレンジしてなお残る名残りなのです。
ほとんどディストーションの無いビオゴン
ビオゴン35mm f2.8は、絞り開放から画面中央部からシャープで、f4まで絞ると画面の四隅まで細かく解像します。コントラストが高くて力強い描写がどんなシーンでも使いやすく、幅広いシチュエーションに対応します。
このような高い解像力とともにディストーション(歪曲収差)が徹底的に排除されているため、シャープで歪みのない描写で景色を写し撮ります。ディストーションは絞り値によって改善することのないものですので、他のレンズに対して高いアドバンテージになります。建築写真をはじめとする、画面に直線の入りやすいシーンでも安心して使用することができます。
また、光を綺麗に描き出すことに優れ、逆光気味の光線状態は非常に良く、微妙な光の差を写真上に表現することに強みがあります。
圧倒的なコンパクトさ
レンジファインダー用のレンズであるため、一眼レフ用に比べるととても小さい上に、f2.8と開放絞りを控えめにしていることで、全長は29.3mmとひときわコンパクトなサイズとなっています。
ボディに取り付けても非常に薄く、バッグの中でもかさばらず、旅先で荷物が制限される中でも抜群の機動力を発揮します。
大変コンパクトでありながら、光を大変綺麗に写し出すほどの高い性能と堅実な写りで切れ味抜群です。常用レンズとしておすすめの一本。
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スペック
- 発売年
- 2008年
- マウント
- VMマウント
- レンズ構成
- 5群7枚
- 絞り
- f2.8-f22
- 撮影距離
- 0.7m-無限
- フィルター径
- 43mm
- 重量
- 200g
- 価格
- 78,000円
- (別売り) レンズシェード
- 7,500円