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ヘキサノン 35mm f2とは
高級コンパクトカメラ「ヘキサー」のレンズをLマウント化
ヘキサノン 35mm f2は、1992年に発売された高級コンパクトカメラ「ヘキサー」のレンズを、1996年にシルバーペイントのライカLマウントレンズとして発売したものです。
当時はライカブームであったこともあり、即完売したとされます。その後、リコーからはGR1のレンズ、ミノルタからはTC-1のレンズがそれぞれライカLマウント版で限定販売されるなど、限定Lマウント版ブームに火をつけたレンズです。
1996年に発売されたヘキサノン35mmが1000本限定。2001年に藤沢商会の企画でこれの外観とコーティングを変えたものが1000本限定。そして、2000年に光学系を新たに設計したコニカヘキサーKMマウントレンズであるヘキサノン35mmがそれぞれ発売されています。
ズミクロン35mm f2を凌ぐほどの描画を得られると評判で、限定レンズにはプレミア価格が付けられています。
見た目がズミクロンなコーティング改良型「UCヘキサノン」
2001年9月に藤沢商会の企画で登場した「UCヘキサノン35mm f2」は、1996年発売のヘキサーに搭載されたレンズの光学設計をそのままに、UC=Ultra Coatingを施して逆光に強くし、外見を第二世代のズミクロンに似せたデザインとした限定レンズです。
特注で1000本限定、小型で艶のあるブラック塗装に黄色と白の目盛りが特徴です。
シャープでヌケが良く、純正ライカレンズを脅かすほどの性能です。深みとメリハリがある美しい発色で、ヘキサノンには珍しくわずかに暖色系。逆光や暗部の多い厳しい状況でも上手に像を再現してくれます。
新設計で登場した「Mヘキサノン」
2000年に登場したのが、ライカMマウント互換のKMマウントレンズ「Mヘキサノン 35mm f2」です。
これは前述の限定版レンズとは異なり、光学系を新しく設計したレンズです。非球面レンズを使わず、高屈折率ガラスによって優れた描写特性を引き出しています。
初代設計のレンズよりも収差やフレアーが改善され、四隅までシャープさと良質なボケ味を確保しています。絞り開放から高コントラストで逆光にも強い優秀なレンズです。
ズミクロンより優秀とも。。
ヘキサノン 35mm f2は、同クラスのライカレンズ「ズミクロン35mm f2」をも凌ぐ性能と評価のあるレンズです。
繊細で暗部の描写はズミクロンより優れると評価されることも。初代はずば抜けたシャープさがあり、Mヘキサノンには味があると言われています。近代的な設計ですのでよく写りますよ!
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