ビオゴン 21mm f4.5

Biogon 21mm f4.5

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ビオゴン 21mm f4.5とは

最強の解像感

ビオゴン21mm f4.5は、数ある超広角レンズの中でもスーパーアンギュロンと並んで有名なレンズです。

ツァイスからの依頼でルートヴィヒ・ベルテレが設計したビオゴンは、航空写真用レンズ「アビオゴン」から発展したとされ、遥か昔に設計されたものでありながら収差が徹底的に補正され、極めてシャープな像を結びます。

その性能は実に驚くべきもので、アメリカの写真家’マーティン・シュナイダー’は「ペニシリンが医学のために果たし、ジェット駆動が航空工学に貢献したことに匹敵するのが21mmツァイス・ビオゴンである」と言い残しているそうです。

コントラストは高いながらも階調を残し、絞り全域において優れた結像能力を持つ描写が魅力です。

漂う高級感と品格

この時代の望遠レンズが次々と軽金属鏡胴となるなかで、ビオゴン21mm f4.5はクロームメッキされた格調高い品格を持ちあわせています。

その品格は見た目だけでなく、戦前戦後の距離系連動レンズの中では常に最高額の高級レンズでありました。名実ともに最高級のレンズだったのです。

デジタルでレンズの性能が蘇る

1953年に発売された古いレンズでも、マウントアダプターを使えばミラーレス一眼でも使用することができます。

当時驚愕の性能をもってデビューしたビオゴン21mmを、35mmフィルムの性能を遥かに超えるデジタルカメラでフル活用できるのです。

フルサイズで使うもよし、APS-Cサイズで解像度の最も高い中央部を使うもよし、フィルムカメラで味わいを愉しむもよし、今が一番楽しみのあるレンズでしょう。

現在のオークション出品

オークションの出品はないようです。

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スペック

発売年
1953年
マウント
バヨネットマウント
レンズ構成
5群8枚
絞り
f4.5-f22
撮影距離
0.9m-無限
フィルター径
40.5mm
重量
260g