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ゾナー 5cm f2とは
コンタックスの主役レンズ
ゾナー5cm/f2は、コンタックスのレンズを代表する有名な標準レンズです。
f2のゾナーはゾナー5cm/f1.5と共に、contax Iの登場に合わせて登場しました。f1.5はよく写るものの宣伝要素の強いレンズで、主役はこのf2ゾナーとなります。ノルマンディー上陸作戦の写真で有名なロバート・キャパは、戦後にニコンを使うまでこのレンズを使っていたそうです。。
ドイツのベルリンオリンピックの時期に登場し、日本、アメリカ、そしてソ連でも販売され、ライカよりも高額だったゾナーf2は、その性能の高さから大戦中は敵味方問わず使用されました。
豊富なバリエーション
ゾナー5cm/f2は、コンタックスレンズの中で最も大量に生産されたこともあって、年代ごとにさまざまな外観上の違いが見られます。
初期のものはf1.5と同じ固定鏡胴のデザインで供給され、その後、contax II、contax IIIの時代に沈胴式となり、このタイプは最も多く製造されました。
クセのない安定した描写
開放絞り値がf2という明るさにも関わらず、コマ収差がよく補正され、シャープで力強い写りをするのがゾナーf2の特徴です。
絞り開放から半段絞るとすぐに鮮鋭さが増し、クセのない素直な描写をする優秀なレンズです。レンズの枚数と空気層を抑えた設計のため、レンズ内の内面反射による悪影響が少なく、ライバル初の大口径レンズズマール 5cm/f2(8枚)と比べてクリアで鮮明な像を結びます。
また、ゾナー5cm/f2にはゾナー銘以外にも、第二次大戦後にロシアがドイツを接収し、まるまるコピーされたジュピター8があります。
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スペック
- 発売年
- 1932年~
- マウント
- バヨネットマウント
- レンズ構成
- 3群6枚
- 絞り
- f2-f16,f22
- 撮影距離
- 0.9m-無限
- フィルター径
- 40.5mm
- 重量
- 150g程度