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テッサー 2.8cm f8とは
戦前の超広角レンズ
テッサー 28mm f8は、1933年に登場した当時の超広角レンズです。
開放f値は8と暗めですが、予想以上に開放から隅々までシャープで、その被写界深度の深さを活かした作品が期待できます。
また、絞りはf32まで絞り込むことができ、8枚の絞り羽が小さなレンズの中で絞られる様は精密感を感じさせます。
逆光にも強く、深くシャープに
古いレンズでありながら思った以上に逆光に強く、どんなシーンでも以外な結果を期待できるレンズです。
コントラストは低めで、潰れがちなシャドーも硬くならず質感豊かに描画します。
距離を3mにセットすれば、1.5mから無限までパンフォーカスとなってほぼ全てにピントが合います。距離計非連動であることにも納得ですね。
デジタルの時代こそ輝く小さな前玉
戦前の古いレンズでありながら、マウントアダプターを使えばミラーレス一眼でも使用することができます。
当時、撮影感度が2桁台などと今よりずっと低かった時代に比べ、高感度撮影は当たり前のようになりました。その暗さを活かした、絞り込んだ状態でのスナップ撮影もおもしろいでしょう。
そして距離計非連動という’欠点’でさえも、背面のモニターでピントの合焦を確認しながら撮影することもできます。今こそ活躍できるオールドレンズではないでしょうか。
現在のオークション出品
オークションの出品はないようです。
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スペック
- 発売年
- 1933年
- マウント
- バヨネットマウント
- 絞り
- f8-f32
- 撮影距離
- 1.5m-無限
- 距離系連動
- なし