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ハッセルブラッド SWCとは
銘玉ビオゴン専用のカメラ
ハッセルブラッドSWCは、超広角のビオゴン38mm f4.5レンズのためだけに設計されたと言って過言でない広角専用カメラです。
レンズのためだけのカメラと言われるには一体どれほどのこだわりがあるのでしょうか?
一般に、写真用レンズはマウント規格やボディ側の構造などの設計上の制約を受けます。しかし、SWCのレンズに関しては妥協せず、性能を限界まで引き出すためにレンズ後玉を大きく飛び出させてしまいました。一眼レフタイプのボディに装着するとミラーがぶつかってしまうので、このレンズに合わせてボディが設計されているのです。
ミラーがないために目測式で、外付けファインダーを装着しての撮影スタイルとなっています。全てにおいてレンズの描写が優先されるカメラ、それがSWCであり、絶対的な価値が有るのです。
驚異的な解像度と描写力
ビオゴンのためのカメラと言われるだけあって、その描写力の高さは想像以上です。
広角レンズの画角の勢いもあり、隅々までシャープで強烈にインパクトのある描写。特にハイライトの階調は大変美しいと絶賛されています。歪曲収差もなく、風景・建築・スナップにと贅沢なひとときを写しこむことができます。
SWCの描画はひと目で引きつけられるほど特別です。あなたが撮影した写真の美しさを、ビオゴンが余すこと無く表現してくれることでしょう。
最高級中判の頂点に君臨するSWC
ハッセルブラッドの中でも異端な存在であるSWC。より小さなハッセルのボディに外付けファインダーという美しいスタイルから、想像を超える描写で写真を生み出します。
まさに今、フィルムカメラを愉しむ大人のための贅沢がこのカメラにはあります。オークション出品も多くはないでしょう、コンディションの良い個体は早めの確保を。
現在のオークション出品
バリエーション
- 903SWC
- 1989年発売。ボディーに標準器が組み込まれたほか、ファインダーの外装はプラスチックに変更されています。
- 905SWC
- 2001年発売。CFiレンズシリーズと共通のデザインで、ガラスが無鉛化されています。
最近「ハッセルブラッド SWC」を話題にしたブログ
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スペック
- 発売年
- 1959年
- レンズ
- C Biogon 38mm/f4.5
- シャッター速度
- B,1~1/500秒
- 撮影範囲
- 0.3m~∞
- フィルター口径
- シリーズ63