何を撮るのか
何を撮るかは重要なテーマでありながら、何を撮っていいのか分からないといった悩みは多くの方が感じているようです。
何を撮るのか、そのヒントを探ってみましょう。
自由であるが故に
家を出たら撮影がスタートします。駅まで歩いているときも、電車に乗っているときも、食事をしているときも、いつでも、どこでも、被写体とシャッターチャンスに囲まれています。
そう言われると途端に困ってしまうものです、「撮るものが分からない」と。
もし分からない場合は、何でも撮って良いのなら「何を撮るのか」の土台となる思想信条、信念、物の見方、考え方を見つめてみると良いのではないかと思います。
それは単純に、都会のカラスカッコイイと思ったらカラスをテーマに撮れば良くて、テラス席で食事をしている人はなんで幸せそうなんだろうと思ったら、そういう写真を撮れば良いというわけです。
ストリートスナップは撮影者の考え方・個性が出るとよく言われるのは、写真の根底にあるものが人によってそれぞれ違うためでもあるのです。
場所で決まる
撮りたい写真が決まったら、それをどこで撮るかが重要です。
撮りたいと思う景色がどこに行ったらありそうかということを、予め見当を付けることで目的が達成されやすくなります。
恋人たちの愛を探しに鉄道車両基地に行ったり、ドラマチックな日常を探しに居酒屋チェーンに行っても仕方がないわけです。撮れるかもしれませんが、確立は低いでしょう。
被写体がどこへ行って何をするかは、たいてい自分の行動範囲の外にありますので、自分がいつも行くような場所ではなく、撮りたい被写体がいそうな場所へと興味の対象を移すと良いでしょう。