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ノクトン 50mm F1.5とは
昼も夜もこのレンズで
ノクトン 50mm f1.5はLマウントレンズとして発売された大口径標準レンズです。Lマウント版には球面レンズの初期型と非球面レンズを採用した後期型があり、2009年4月に生産終了となりました。
2013年には同じ光学系で鏡胴をクラシックタイプに、マウントはVM化されたノクトン50mm f1.5が発表されています。
ノクトン50mm f1.5は球面、非球面問わず現代のレンズらしい安定した描写です。日中は絞りを絞った緻密な描写となり、夜暗い場所では絞りを開き、浮き上がるような立体感と素直なボケ味で光を写し撮ります。
素直で優秀なレンズ描写
ノクトン 50mm f1.5は、現代のレンズ技術により、どのような状況下でも優秀な結果を出してくれます。
f1.5という明るさにも関わらず、絞り開放から実用的な性能を発揮。適度なコントラストとヌケの良さは極めて優秀です。球面レンズ版も非球面レンズ版でもボケ味は美しく、キレの良いピント面から形を上手く残しつつ、素直にボケていきます。
色再現も忠実で、落ち着いたおとなしめの発色です。クセがなく、どのようなシーンにもこのレンズが一本あるだけで、撮影者の眼差しをストレートに再現することができるのです。
あまりに安定した描写であるがゆえに。。。
ノクトン 50mm f1.5はその優秀さから使い勝手がよく、愛用者からは高い評価を得ています。しかし安定・優秀である写りの良いレンズは特筆するような「クセ」が無く、インターネット上でのレビューは比較的少ないようです。
人気のある多くのレンズには個性的なクセがありますが、このクセは時に写真の味付けを強くしてしまい、撮影環境や被写体、絞り値に撮影上の大きな制約をもたらすことがあります。ノクトン 50mm f1.5なら、このような性能上の制約を受けること無く撮影に集中することができます。
ノクトン50mm f1.5は一瞬を捉える写真家のための、チャンスを逃さないレンズです。スナップ撮影をメインとする方にもオススメです。
現在のオークション出品
バリエーション
- ノクトン50mmF1.5アスフェリカル
- 非球面レンズを採用したタイプ。ブラックペイントモデルは塗装が剥げてくると真鍮地が出てくるような設計で、使えば使うほどレトロ感が出てきます。
最近「ノクトン 50mm F1.5」を話題にしたブログ
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スペック
- 発売年
- 1999年~2009年(Lマウント)
- マウント
- Lマウント
- レンズ構成
- 5群6枚
- 絞り
- f1.5-f16
- 撮影距離
- 0.9m-無限
- フィルター径
- 52mm
- 重量
- 243g
- 価格
- シルバー:65,000円、ブラック:68,000円