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ノクトン クラシック 35mm F1.4とは
味のある最新のクラシカルレンズ
ノクトン クラシック 35mm F1.4は、過去の銘玉の持つ独特な描写を最新の光学技術によって現代に蘇らせたクラシックタイプのレンズです。
あえて非球面レンズは使用せず、絞り開放ではなだらかなボケ味を表現し、絞り込めば切れるように鋭くシャープになり、多彩な持ち味を楽しめます。
とても明るいf1.4という性能にも関わらず、全長は28.5mm、重さ200gと極めてコンパクトです。球面ズミルックスに似た絞りリングで、M型ライカに良く似合います。ピントリングにはフォーカシングレバーが取り付けられているため、ライカレンズと併用していても違和感がありません。
レンズのコーティングは二種類
ノクトン クラシック 35mm F1.4には二種類のコーティングが用意されています。
現代的なマルチコーティング(MC)と、クラシカルな単層のシングルコーティング(SC)の二種類。シングルコーティングの方がわずかに黄色が強く、色合いはまさに懐かしさのあるクラシカルな色調です。
マルチコーティングの方が逆行に強いと思われますが、レンズの設計は同じであるため、基本的な性能に違いはないようです。
ズミクロンのシャープ、ズミルックスの滲み
まさに欠点を排除したクセ玉です。ピントの合った場所はクリアでシャープ。質感の表現も優れており、シャープさに優れたライカレンズ「ズミクロン」に匹敵すると言われています。
一方でボケ味はなだらかに形を崩していく素直で美しいものです。その中にも旧ズミルックスの雰囲気を再現したかのようなピントの芯を柔らかく包んだボケがあり、特徴を良く捉え、再現して味を残すことに成功しています。
旧ズミルックスの性能を現代的にアレンジし、そのエッセンスを表現したといえるでしょう。
広角レンズにありがちな周辺光量の低下も、f2に絞れば改善され、f4でほぼ解消されます。旧レンズと比較して、最新の設計であるノクトン・クラシックは、旧タイプのレンズテイストを残しつつ、優れた性能を発揮しています。
センチメンタルな世界を創るトーン
ノクトン クラシック 35mm F1.4は線の細い描写が特徴。艶かしく写るライカレンズにはない感傷的な写りで世界を表現します。
ピントの照合面では繊細でシャープに被写体を浮き上がらせ、ボケはなめらかに溶けこんでいきます。心突き刺さるクリエイティブな表現には、ノクトン クラシック 35mm F1.4がおすすめです。
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スペック
- 発売年
- 2008年
- マウント
- VM
- レンズ構成
- 6群8枚
- 絞り
- f1.4-f16
- 撮影距離
- 0.7m-無限
- フィルター径
- 43mm
- 重量
- 200g
- 価格
- 75,000円