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レオタックススペシャルとは
戦前~戦後にかけて製造されたコピーライカ
レオタックススペシャルは、1942年~1950年にかけて、日本のレオタックスカメラが製造した国産のコピーライカです。
レオタックススペシャルにはいくつかのバリエーションが存在しています。1942年に登場したレオタックススペシャルAは、ライカのパテントを避けるために、距離計窓の位置をずらしたコピーライカとして独特なスタイルのボディです。これにスローシャッターを設けたのがスペシャルBであり、1946年、戦後になってスペシャルAを再販売したのがレオタックススペシャルです。
レオタックススペシャルはスペシャルA、スペシャルBの再生産品ですが、いずれもAまたはBの刻印が見られないために区別されています。
1947年登場のレオタックススペシャルDIIは、ライツのパテント無効化によって、形状などがライカIIの完全コピーとなっています。DIIIでスローシャッターが付き、DIVで距離計倍率が1.5倍となりました。
現在のオークション出品
オークションの出品はないようです。
バリエーション
- レオタックススペシャルA
- 1942年頃発売。エルンスト・ライツ(現ライカ)の特許を避けるため、距離計窓2つの外側にファインダーを置いています。基線長は27mmとなってしまいましたが、独特なフォルムから高値で取引されています。
- レオタックススペシャルB
- 1942年頃発売。スペシャルAにスローシャッターを装備したモデルです。
- レオタックススペシャル
- 1946年頃発売。第二次大戦後にスペシャルAを再発売したモデルとなります。東京光学(現トプコン)製のステート5cm/F3.5が付いており、レオタックスはこれ以後、東京光学のレンズを装着することになります。
- レオタックススペシャルDII
- 1947年頃発売。ドイツのエルンスト・ライツが持つ特許が無効になったために完全コピーが可能となり、このモデルではライカIIをコピーしています。本家とはボディー素材が異なります。
- レオタックススペシャルDIII
- 1947年頃に発売されたライカIII(DIII)のコピーライカです。DIIIと同様にスローシャッターが付いていますが、距離計倍率は等倍です。
- レオタックススペシャルDIV
- 1950年1月に発売されたコピーライカです。距離計倍率は1.5倍となり、ライカIIIと同等のスペックとなりました
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