ライカ DII

Leica DII

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ライカ DIIとは

実用性のある古いバルナックライカ

ライカDIIはドイツのエルンスト・ライツ(現ライカ)が生産したLマウントのレンジファンダーカメラです。アメリカではこのカメラをII型と呼び、ライツはD型とし、日本では間を取ってDII型と呼ばれています。

バルナックライカはこのモデルから距離計を内蔵するようになりました。ピントを合わせる窓と構図を決める窓が2cm離れているのが特徴です。ピントを合わせる距離計の倍率は等倍で、ファインダーはおよそ50mmの画角に対応します。

シンプルな機能が好評価

たくさんの機能が詰め込まれたカメラよりも、撮影に集中できるシンプルなカメラを求める方も多いでしょう。ライカDIIが選ばれるのは機能のシンプルさです。

バルナックライカに良く見られるカメラ前面のスローシャッターダイヤルは無く、シャッター速度の目盛りは1/20からになっています。仕組みの複雑になるスローシャッター機構の無い方が故障率が低いとも言われて、敢えてこの古いタイプのDIIを選ぶ方もいるようです。また、実際の撮影でどうしてもスローが必要になった時は、ダイヤルをZに合わせて撮影することでまったく問題ないとのことです。

また、ボディに吊り金具が無いこともシンプルさを惹き立てます。エルマーを付けてポケットに入れたり、革のボディーケースを使ったりと様々なスタイルを選ぶことが出来ます。

クロームボディとブラックペイント

中古でのライカDIIは、塗装の摩耗でところどころ見える真鍮の金色がクラシックカメラ独特の年季と重厚感を感じさせます。

トータルで52000台生産され、そのうちクロームは15000台、ブラックは約37000台です。台数的にはクロームの方がレアなんですね。

年代としてはクラシックというより、アンティークの域に入りそうなDIIですが、今でも修理可能なしっかりとした造りのカメラです。

現在のオークション出品

オークションの出品はないようです。

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スペック

発売年
1933~39年
マウント
ライカL
ファインダー倍率
-倍
ブライトフレーム表示
-
距離計基線長
-
有効基線長
-
シャッタースピード表示
Z・20・30・40・60・100・200・500
シャッター形式
機械式横走り布幕
シンクロ接点
なし
露出計
なし
フィルム巻き上げ
ノブ式
フィルムカウンター
手動リセット式
フィルム巻戻し
引き上げ式ノブ
セルフタイマー
なし
サイズ
W133×H65×D39ミリ
重さ
-グラム