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ライカ M4とは
M型ライカの完成形
ライカM4は、1957年に登場した35mmフィルム用の距離計連動式レンジファインダーカメラです。
それまでのクラシカルなライカM3やライカM2とは世代の異なるカメラで、操作性を改善して、より使いやすくなっています。
その改良点の一つは、フィルムの装填が楽になったことです。スプールと呼ばれるフィルムを巻き付ける脱着式の軸が無くなり、その代わりにフィルムを伸ばして隙間に挿入するだけとなりました。
もう一つは、フィルムの巻上げがノブ式から傾斜クランクに変更されたことです。これによってフィルムの巻上げが素早くできるようになり、フィルム交換作業は飛躍的に改善されました。
電池のいらないシンプルなライカ
露出計のない最後のM型ライカで、余計なものを必要としないシンプルで実用性なライカとして非常に人気のあるモデルです。
「ライカM2よりフィルムの出し入れが楽で、ライカM6にある露出計はいらない」という方にとって、これ以上理に適ったライカはありません。
メディアに出てくるライカ
このライカは歌手の福山雅治さんやタレントの安田美沙子さんが持っているカメラとしても知られており、「ちびまる子ちゃん」でも登場したことのある有名なカメラです。
多くのライカユーザーに支持され、オークションでも手に入りやすくなっています。実用向きのクラシカルなカメラとして、優れたライカの魅力を手に取って感じてみてください。
現在のオークション出品
オークションの出品はないようです。
バリエーション
- M4-M
- 巻き上げ用モーター付きです。
- M4-2
- セルフタイマーが無く、ホットシューが付いたモデルです。
- M4-P
- ファインダー倍率が下がり、28mmと75mmのファインダー枠に対応したモデルです。
最近「ライカ M4」を話題にしたブログ
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スペック
- 発売年
- 1957,1981年(P)
- マウント
- ライカMバヨネット式
- ファインダー倍率
- 0.72倍
- ブライトフレーム表示
- 28/35/50/90/135ミリ
- 距離計基線長
- 68.5ミリ
- 有効基線長
- 49.3ミリ
- シャッタースピード表示
- B・1・2・4・8・15・30・60・125・250・500・1000
- シャッター形式
- 機械式横走り布幕
- シンクロ接点
- X接点
- 露出計
- なし
- フィルム巻き上げ
- 1回巻き上げ
- フィルムカウンター
- 自動復元順算式
- フィルム巻戻し
- クランク式
- セルフタイマー
- 内蔵
- サイズ
- W138×H77×D33.5ミリ
- 重さ
- 600,545(P)グラム