ライカ IIIg

Leica IIIg

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ライカ IIIgとは

ライカM3登場後のバルナックライカ

ライカIIIgはバルナック型ライカの最終バージョンです。発売されたのは意外にも後年で、後継のM型ライカである「ライカM3」が発売された後、ユーザーから「スクリューマウント(バルナックライカ)が良かった」と強い要望があり、新型のバルナック型ライカが作られることになったのです。

ユーザーの声に応えたこともあるのでしょうが、なにより長年変わらないバルナックライカの形状は、シリーズの完成度の高さを表していると言えます。

大きなブライトフレーム

ライカIIIgの特徴は、一目で分かる大きなブライトフレームファインダーです。

バルナックライカのファインダーには枠線がなく、撮影範囲は「おおよその目安」となりますが、一方のライカIIIgには、距離計に連動したパララックス補正機能付きブライトフレームファインダーが付いているので、より正確な構図決定が行うことができます。

近景の撮影に大きな威力を発揮しますのでポートレートにも向いています。オシャレなカメラでテーブルを挟んで相手を撮影するシーンにも合いますね。

今が最も手に入れやすいチャンス

ライカIIIgは中古でも人気があり、ほかのバルナックライカと比べても高値で取引されていますが、近年ではデジタルカメラの普及の影響もあり、手の届きやすい価格にまで下がってきています。

経年劣化で程度の良い個体がだんだんと減っていっていますので、これからは高くてボロい個体が増えてくることが予想されます。今がちょうどバランスの良い個体を巡り会えるチャンスだと言えます。

高級なライカを楽しむには良い時代となりました。フィルムを楽しむためにぜひ手に入れたいカメラです。

現在のオークション出品

オークションの出品はないようです。

バリエーション

IIg
スローシャッターとセルフタイマーを取り除いたモデルです。
Ig
ファインダーとセルフタイマーを取り除いたモデルです。

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スペック

発売年
1956-1960年
マウント
ライカL
ファインダー倍率
-倍
ブライトフレーム表示
50/90ミリ
距離計基線長
-
有効基線長
-
シャッタースピード表示
B・1・2・4・8・15・30・60・125・250・500・1000
シャッター形式
機械式横走り布幕
シンクロ接点
X接点
露出計
なし
フィルム巻き上げ
ノブ式
フィルムカウンター
手動リセット式
フィルム巻戻し
引き上げ式ノブ
セルフタイマー
あり
サイズ
W145×H74.5×D36.5ミリ
重さ
415グラム