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ライカ Iとは
レンズ交換が可能になったバルナック型ライカ
ライカIは、ドイツのエルンスト・ライツ(現ライカ)が生産したバルナック型ライカです。アメリカではライカCと呼んでいます。
レンズが固定式だったライカAをレンズ交換式にしたモデルで、ライカスクリューマウント(Lマウント、39スクリュー)と呼ばれる規格はこのカメラから始まりました。
なお、このころのライカには距離計はなく、50mmの画角に対応したファインダーが取り付けられています。
バージョンによってレンズがペアになっている
1930年から1933年にかけ、10200台が製造されたライカIには、その製造過程でいくつかのバリエーションが発生しました。
とりわけ初期型はカメラごとにフィルム面とレンズマウントとの距離が異なっていたため、ボディとレンズはセットで調整して販売していました。(そのため、レンズにはボディの製造番号下三桁が記入されています)
後にこれは改良され、フィルム面とレンズマウントの距離は28.8mmに統一され、調整なしにどんなレンズでも交換することが可能になったのです。
規格が統一されたものは区別しやすいように、ボディマウントの上部に「0」が刻印されています。
コレクター的価値も高いが、未だ実用
さらに細かなバリエーションの違いもあり、骨董的な価値からもコレクターズ・アイテムの色が強いライカI型ですが、驚くべきことに未だ現役のカメラとして活躍しています。
半世紀以上もの間、しっかりと整備を重ねて動いているカメラも珍しいのではないでしょうか。フィルムカメラだからこそ大切にされてきた証拠ですね。
フィルムがある間、ぜひ触れておきたい価値のあるカメラです。
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スペック
- 発売年
- 1930~33年
- マウント
- ライカL
- ファインダー倍率
- -倍
- ブライトフレーム表示
- -
- 距離計基線長
- -
- 有効基線長
- -
- シャッタースピード表示
- Z・20・30・40・60・100・200・500
- シャッター形式
- 機械式横走り布幕
- シンクロ接点
- なし
- 露出計
- なし
- フィルム巻き上げ
- ノブ式
- フィルムカウンター
- 手動リセット式
- フィルム巻戻し
- 引き上げ式ノブ
- セルフタイマー
- なし
- 重さ
- -グラム