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ライカ Aとは
バルナックライカファンの終着点
ライカAは1926年から1931年にかけて約6万台製造されたライツ発の量産型カメラです。正式にはライカI型と呼ばれています。
シャッター速度はその後のバルナックライカと遜色ない1/500秒まで選べます。レンズには画角が50mmのものが固定で取り付けられており、ファインダーはレンズに合わせて50mmの画角に対応しています。
レンズ違いのバリエーション
固定で装着されている50mmのレンズには、大きく分けて4つのバリエーションが存在しています。
- アナスチグマット
- 製造台数は150台ほど。アナスチグマットとは非点収差を取り除いたレンズの総称で、今でいうところのアスフェリカルレンズのようなものです。
- エルマックス
- 製造台数は1500台程度。名称が異なるだけで中身はアナスチグマットと同じです。
- エルマー
- 中古で見かけるライカAはおおよそこのモデルです。さらに細かく見ていくといくつかのバリエーションがあるようです。
- ヘクトール
- 生産台数1000台ほどのレアモデルです。
なお、ライカはバージョンアップ改造を受け付けていたため、上記のモデルはレンズが交換されたり、スクリューマウントに改造されるなどして現存しない場合もあります。
コレクター的価値も高いが、未だ実用
もう骨董モノでしょうと思われるかも知れませんが、驚くべきことに未だ現役のカメラとして活躍しています。
1925年春、ライプチヒ商品見本市で発表されて以降半世紀以上もの間、しっかりと整備を重ねて動いているカメラも珍しいのではないでしょうか。フィルムカメラだからこそ大切にされてきた証拠ですね。
フィルムがある間、ぜひ触れておきたい価値のあるカメラです。
現在のオークション出品
オークションの出品はないようです。
最近「ライカ A」を話題にしたブログ
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スペック
- 発売年
- 1926~31年
- マウント
- ライカL
- ファインダー倍率
- -倍
- ブライトフレーム表示
- -
- 距離計基線長
- -
- 有効基線長
- -
- シャッタースピード表示
- Z・20・30・40・60・100・200・500
- シャッター形式
- 機械式横走り布幕
- シンクロ接点
- なし
- 露出計
- なし
- フィルム巻き上げ
- ノブ式
- フィルムカウンター
- 手動リセット式
- フィルム巻戻し
- 引き上げ式ノブ
- セルフタイマー
- なし
- 重さ
- -グラム