ニコン F

Nikon F

images by bing

ニコン Fとは

視野率100%の交換式ファインダー

ニコンFのファインダーは、撮影用途に合わせてスポーツファインダーやウェストレベルファインダーなどに付け替えることの出来る交換式になっています。

ファインダー視野率は100%で、以降のニコン一眼レフのフラッグシップ機も伝統的に100%を維持しています。ファインダースクリーンは年代によって見え方は異なっていて、後期になるにつれてフレネルレンズの円が目立たなくなり、明るいものになっています。前期後期共にピントの山が掴みやすいのも特徴です。

また、露出計を持たないニコンFは、最新の露出計付きカメラに"バージョンアップ"することができます。露出計を内蔵したフォトミックファインダーとして、TTLメーター式のT、中央部重点測光のTN、開放F値セットを簡単にしたFTNが用意されていて、いずれもファインダーの交換のみで様々なタイプの露出計と連携されることができます。

中身はライカ

年代的に、ニコンFはニコンSPと同時期に開発されたカメラで、内部の仕組みはニコンSシリーズに倣っています。ニコンSシリーズのフィルム送りやシャッター機構はライカを参考にしているため、ニコンFは中身がライカの一眼レフと言えるでしょう。

「学生運動でこん棒を受け止めたが無事だった」「海に落としたけど洗ったら使えた」などの逸話が残るほど頑丈なボディと作動音の抑えられた静かなシャッターユニットは、撮る道具としてとても魅力的です。

豊富なアクセサリーと優秀なニッコールレンズ群

ニコンF本体の堅牢性も然ることながら、ファインダーを始めとするアクセサリーや優秀なニッコールレンズのラインナップは、当時からプロカメラマンからの絶大な信頼を得ていました。

通信社を始め、多くのアマチュアカメラマンや、軍隊やNASAなどの組織もニコンFを購入していました。製造年数は15年にもなり、多くのバリエーションが存在しています。中古で流通しているニコンFも様々なタイプが存在していますので、一期一会の出会いとなるでしょう。

現在のオークション出品

オークションの出品はないようです。

バリエーション

ニコンFフォトミック(T/Tn/FTn)
露出計内臓ファインダーを搭載しています

最近「ニコン F」を話題にしたブログ

情報なし
取り上げているブログは見つかりませんでした。

スペック

発売年
1932-1936年
マウント
ニコンFマウント
ファインダー視野率
ほぼ100%
ファインダー倍率
0.8倍
シャッタースピード表示
T・B・X(1/60秒)・1~1/2000
シャッター形式
機械式メタルフォーカルプレーンシャッター
露出計
なし
電源
なし
セルフタイマー
あり
サイズ
W-×H-×D-ミリ
重さ
-グラム