ニコン S2

Nikon S2

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ニコン S2とは

ニッポン判からライカ判へ

ニコンS2はニコンSの改良ではなく、新しく設計されたレンズ交換式レンジファインダーカメラです。

このため、ニコンI~ニコンSまで問題となっていた幅32~34mmのニッポン判画面サイズは、通常のライカ判に変更されています。

ライカM3と同年に発売されたハイスペックカメラ

ニコンS2の発売された1954年にはライツ社ライカ M3も発売されていますが、ニコンS2のスペックも肩を並べるほど画期的で、ファインダーは0.6倍から等倍となり、50mmレンズ用のアルバタ式フレームを搭載し、レンジファインダーの有効基線長は従来の36mmから60mmに変更されています。また、クランク巻き戻しや倍数系列シャッター、レバー一回巻き上げなどは初期のライカM3にはない機能です。

使ってこそのニコン

ニコンS2はSシリーズの中でも特に軽量で、1950年代当時のカメラの中でも、クランク式巻き戻しやレバー巻き上げがあることは実用の面で大変魅力的です。

また、等倍ファインダーであることから50mmレンズと相性がよく、時折ライカ M3と各機能を比較されることもあります。

現在のオークション出品

オークションの出品はないようです。

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スペック

発売年
1954年12月
マウント
ニコンSマウント
ファインダー倍率
等倍
ファインダー視野率
90%
有効基線長
36mm
シャッタースピード表示
T・B・1~1/1000
シャッター形式
ゴム引き絹羽横走プレーンシャッター
フィルム巻き上げ
レバー式
フィルム巻き戻し
A・Rリングクランク式
フィルムカウンター
手動リセット
露出計
なし
電源
なし
サイズ
W136×H78×D43.5ミリ
重さ
700グラム(50mm/f1.4付)
生産台数
56715台
価格
83000円(50mm/f1.4付)