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ローライコード Iとは
普及機ながら実用性を高めた二眼レフカメラ
ローライコードはローライフレックス・オリジナル発売の3年後に廉価版普及機として、4~5割ほどの価格で登場しました。
ピント繰り出し機構など本体各部が簡略化された一方で、片手で開閉できるピントフードや各操作ノブなどはすべて右手だけで操作できるようにレイアウトが工夫されています。さらには、上位機種にはないスクリーン上での視差補正機能も装備するなど、単純にダウングレードモデルとはみなせないところがあります。
模様の美しい「金ぴかコード」
このローライコードI型は大きく分けて2つのモデルが存在します。一つは「金ぴかコード」「アールデコ」と呼ばれる、金属の外装が凹凸の模様で覆われたもので、開放f値4.5のレンズを搭載したもの。もう一つは黒の革張りで開放f値が3.8の明るいレンズを搭載したものです。
ローライコードIは、後に登場する各社二眼レフに大きな影響を与えました。各部模倣されましたが、アールデコの外装だけはローライコードI型のみとなっています。
現在のオークション出品
オークションの出品はないようです。
バリエーション
- ローライコードI-1
- 「アールデコ」などと呼ばれているもっとも古いモデルです。フィルム巻上げはカウンターを見ながら操作します。レンズはトリオター7.5/f4.5。
- ローライコードI-2
- 外見が黒くなったモデル。レンズはトリオター7.5/f3.8。
- ローライコードIa
- フィルム巻き上げが自動で巻き止まるようになったモデルです。これによって速写性が向上しました。
最近「ローライコード I」を話題にしたブログ
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スペック
- 発売年
- 1934年
- レンズ
- カールツァイス・トリオター75mm / f4.5(後期:f3.8)
- シャッタースピード
- B・1~1/300
- 露出計
- なし
- フィルム巻き上げ
- ノブ式
- フィルム巻戻し
- ノブ式
- セルフタイマー
- なし
- 電池
- -
- サイズ
- W72.5×H183×D100ミリ
- 重さ
- 850グラム