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W ニッコール 3.5cm f1.8とは
1956年、世界最高の明るさ
Wニッコール 3.5cm f1.8は、現在のニコンである日本光学が製造した大口径広角レンズです。
かつて日本光学では、ライカLマウントレンズと平行して、自社開発カメラニコンS2などに向けたSレンズを製造していました。このレンズにも、Lマウント版とSマウント版の2つが存在しています。
当時の35mm広角レンズは、f3.5~f2.5が主流で、f2.0より明るいこのレンズは世界初でした。当時、ライツには「ズマロン35mm f3.5」や「エルマー35mm f3.5」があり、「ズミルックス35mm f1.4」などの登場まで数年を月日を要しました。
レンズを設計したのは、当時の設計部副長技師である東秀夫氏。コンピューターによる自動計算などがない時代に数々のレンズを生み出した技術者です。
この大口径広角レンズの発明は、1959年に米国特許を取得し、新しいレンズタイプの発明として認められました。
魅力的な優しいトーン
絞り開放では柔らかなトーンが実に魅力的で、絶妙な空気感をも捉えることの出来る美しい描写です。
また、大口径らしく、広角でも大きなボケを生み出すことができます。状況によって二線ボケとなりますが、素直なボケ味です。
ピント面の線はとても良く解像して想像以上にシャープ。2段ほど絞ると一気にメリハリのある硬派な写りに変化します。柔らかさと硬派、2つの魅力を兼ね備えているのも、オールドレンズならではの魅力であり、「Wニッコール C 3.5cm f1.8」はその期待に沿うレンズといえるでしょう。
珍品と言われるほど数は少ない
当時高価だったこともあるためか、Sマウント、Lマウントともに中古でなかなかお目にかかれない珍品です。
丁寧に作られた日本光学製レンズ。マウントアダプターなどを介して最新のミラーレスカメラでも使用することができます。APS-Cサイズなら35mm換算50mmという扱いやすい画角となり、今もっとも注目されているレンズの一つです。
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スペック
- 発売年
- 1956年9月
- マウント
- ライカスクリュー(L)マウント