images by bing
インダスター 22 50mm f3.5とは
ライカのエルマーそっくりなレンズ
インダスター22は、ソビエトで製造された沈胴タイプのライカLマウントレンズです。
ライカのエルマー5cm/f3.5と似ていますが、レンズの構成はテッサータイプと別物であり、絞り羽根がエルマーではレンズ前方にあるのに対し、インダスター22では中程にあるなど全く別物となっています。
沈胴レンズというスタイルの良さや、モノクロでの軟調なコントラストとシャープさ、そして立体感のある描写が人気のレンズです。
秀逸な描写性能
このインダスターレンズ、実は私も使っていました。線は細くて柔らかみのある繊細さがあります。カラーで撮るとやや黄色く転びますが、なんともいえないノスタルジー溢れる雰囲気です。
近距離撮影では背景が流れるようになり、オールドレンズならではの描写を楽しめます。シャープさがありながらも柔らかいトーンは安いレンズとは思えません。
沈胴タイプのインダスターレンズの中では入手しやすい
インダスターの50mm/f3.5レンズは、インダスター10に始まり、このインダスター22を経てインダスター50へと進化していきます。
インダスター50になると固定鏡胴タイプに切り替わってきますし、沈胴タイプではインダスター10よりも流通量が豊富なようですので、個体の程度を選びながらオークションで落札できるかもしれません。
とはいえ、古いレンズで状態の良いものは少なくなっていきますから、良いものが出品されていたら確実に落札したいですね。
現在のオークション出品
オークションの出品はないようです。
最近「インダスター 22 50mm f3.5」を話題にしたブログ
- 情報なし
- 取り上げているブログは見つかりませんでした。
スペック
- 発売日
- 1948年頃~1960年頃
- マウント
- ライカスクリューマウント(Lマウント)
- レンズ構成
- 3群4枚
- 絞り
- f3.5-f16
- 絞り羽根
- 8枚
- 最短撮影距離
- 1m
- 重さ
- 110g