マミヤシックスI

MAMIYA SIX Type-I

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マミヤシックスIとは

長期に渡ってピントの安定するバックフォーカス式

マミヤシックスI型は1940年(昭和15年)に発売された6×6判距離計連動式レンジファインダーカメラです。

蛇腹折りたたみ構造のスプリングカメラで距離計連動式の場合、レンズ部でのピント調整は不安定になり、ピント精度に狂いの出ないように複雑な仕組みが必要になりますが、マミヤシックスの場合はボディ内部だけで連動メカニズムを完結させる、間宮清一氏の画期的なアイデアによって、正確なピント合わせを長時間維持させることに成功しています。

ボディ背面の大型ノブを右手親指で回転させることでピント合わせを行うために操作性は非常に良く、当時国産機に比べて優っていたドイツ製スプリングカメラに対しても優位性がありました。

国産6×6判スプリングカメラの代表格

マミヤシックスI型は、世界初のバックフォーカシング機構による焦点調節のほか、一眼式のファインダーやウェストレベル撮影用の反射ファインダーの併設、フィルムの自動巻き止め機能を搭載し、レンズにはズイコーを採用するなど、品質も性能も素晴らしく非常に好評を博しました。

その後も改良・生産が続けられ、マミヤシックスシリーズは長きに渡ってたくさんのモデルが製造販売されました。そのトップナンバーであるI型は、クラシックカメラとして所有するにふさわしいカメラです。

現在のオークション出品

オークションの出品はないようです。

バリエーション

IA型
1943年発売。当時の価格は298円。

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スペック

発売年
1940年
価格
¥248(ケースつき)
レンズ
上代光学製KOLトリオ7.5cm/f3.5 または KOLスペシャル7.5cm/f3.5
シャッタースピード
T,B,1~1/200
露出計
なし
サイズ
W140×H103×D51ミリ
重さ
780グラム