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キヤノン 35mm f2 (Lマウント)とは
キヤノン最後のレンジファインダー用レンズ
キヤノン 35mm f2は、1962年にキャノンが発売したレンジファインダー用の広角レンズです。
35mmレンズとしては大口径の部類に入り、また低価格で当時の一眼レフ用レンズのラインナップには同スペックのレンズがなかったことから人気のあるレンズだったようです。
50mm f0.95の設計者が担当
このレンズを設計したのは、大口径レンズとして有名な50mm/f0.95の設計者、向井二郎氏です。
向井氏は他にも35mm f1.5や35mm/f1.8といった大口径レンズの設計にも携わっています。
解像感のある心地良いレンズ
絞り開放でも焦点を合わせたところはしっかり解像し、ふわりとした前ボケのある描写です。
絞りを絞るとクッキリとした解像感があり、オールドレンズならではの魅力があります。逆光に弱いため、敢えてフレアやゴーストを出したいときにはフード無しでの撮影がオススメです。
同じスペックのレンズで翌年には大幅な設計変更をしたマイナーチェンジモデルが登場しています。このモデルは外見こそ違いはありませんが、3群の貼り合わせ面の曲率を高めて色収差の改善が図られています。
現在のオークション出品
オークションの出品はないようです。
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スペック
- 発売年
- 1962年4月
- マウント
- ライカスクリュー(L)マウント
- レンズ構成
- 4群7枚
- 絞り
- f2-f22
- フィルター経
- 40
- 重さ
- 107g
- 価格(発売当時)
- 19000円