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セレナー 35mm f2.8とは
古き良き時代の丁寧なレンズ
キヤノン 35mm f2.8は、1951年に発売され、その後長く作られたレンジファインダー用の広角レンズです。
初期のものはセレナー銘で、真鍮にクロムメッキの施されたライツにも劣らない仕上げの美しいレンズです。
後期のものはアルミ合金に素材が変わり、デザインが変更されています。レンジファインダー用のレンズらしくコンパクトで精密感があるのが特徴です。
セレナーは線が細いシャープなレンズ
この時代のキヤノンレンズは、解像度優先でコントラストが軟調であることが特徴です。また、オールドレンズらしく、絞りによって描画傾向も変わり、絞りを開いて癖を楽しんだり、絞ってシャープな画を出したりすることができます。
35mm/f1.8と比較して歪曲収差が少なく、描画の面ではf2.8と無理がないせいか、特に軟調の好まれるモノクロでは安定した性能を発揮します。前期型、後期型とあるように長年製造されてきたということは、それだけ支持を得ていたということでしょう。
現在のオークション出品
オークションの出品はないようです。
バリエーション
- キヤノン 35mm f2.8
- 1957年にタイプIIが発売されています。
最近「セレナー 35mm f2.8」を話題にしたブログ
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スペック
- 発売年
- 1951年10月
- マウント
- ライカスクリュー(L)マウント
- レンズ構成
- 4群6枚
- 絞り
- f2.8-f22
- フィルター経
- 34
- 重さ
- 165g
- 価格(発売当時)
- 21000円