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セレナー 50mm f1.8とは
とにかく良く写る名レンズ
セレナー50mm f1.8は、現在のオールドレンズ人気のなかでも特に評判の高いレンズです。
写りは繊細でシャープさがあり、コントラストもしっかりしています。f5.6まで絞ると非常に優秀な性能を示し、実用面でも評価が高いことがポイントです。
歴史に残る技術
当時、世界中のレンズ設計者のテーマだったのが、大口径化とガウスタイプレンズ特有の開放時のフレア発生でした。
開発者の伊藤宏氏は独自の解析によってこれらの問題を解決し、このセレナー50mm f1.8を生み出したのでした。
光学史に名を残す名作レンズであり、この理論を展開することによって大口径化された高性能な広角・望遠レンズが次々と登場しました。
丁寧な作りと意外な優秀さ
セレナー50mm f1.8を手に取ると、小さいながらもズッシリとした重みを感じ取ることができます。絞り羽は10枚で円形に近く、高級なレンズであることが分かります。
優しく繊細な写りで、ボケ味は10枚の絞り羽が効いて滑らかです。発色も良く、レンズのコーティング技術も成熟した時期なのか、コントラストも豊かでヌケの良い描写に驚きです。
ライカレンズと比べて安価に手に入る上、とにかくコストパフォーマンスの良いレンズです。こんな名レンズ、放っておくわけにはいきませんね!
現在のオークション出品
オークションの出品はないようです。
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スペック
- 発売年
- 1951年11月
- マウント
- ライカスクリュー(L)マウント
- レンズ構成
- 4群6枚
- 絞り
- f1.8-16
- 最短撮影距離
- 1m
- フィルター径
- 40mm
- 重さ
- 270g
- 発売当時価格
- 26000円