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セレナー 50mm f1.5とは
高級機メーカーのステータス
セレナー50mm/f1.5は、キヤノンが1952年に発売したライカLマウント互換の大口径標準レンズです。
フィルムの感度が低かった当時、レンズメーカーは挙って明るいレンズの開発を競い合いました。キヤノンはセレナー50mm f1.9、セレナー50mm f1.8の発売を経て、ドイツのカールツアイス・ゾナー50mm/f1.5を手本にこのレンズを開発しました。
後に発売されるキヤノン50mm/f1.4とはレンズ構成が異なり、セレナー50mm/f1.4はゾナーコピー3群7枚構成となります。レンズの貼り合わせ面が多く、やや個体差があるのもレンズ選びが楽しくなります。
絞りで変わるオールドレンズの描写力
大口径レンズの特性を活かした低照度下での撮影や、被写界深度の浅い大きなボケ表現などを得ることが出来ます。
また、オールドレンズならではの魅力として、絞りを空けると柔らかく、絞ると引き締まる描写の変化があります。
開放からf2.8まではふわふわとした印象で、f4まで絞ると全面的にシャープで独特の線の柔らかさがあり、一本のレンズで2つの「味」を楽しめるのも古いレンズならではですね。
眩いシルバーの鏡胴に精密感があり、品位の高さを手にとって感じ取ることのできるレンズです。
現在のオークション出品
オークションの出品はないようです。
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スペック
- 発売年
- 1952年11月
- マウント
- ライカスクリュー(L)マウント
- レンズ構成
- 3群7枚
- 絞り
- f1.5-16
- 最短撮影距離
- 1m
- フィルター径
- 40mm
- 重さ
- 295g
- 発売当時価格
- 36500円