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セレナー 85mm f1.8とは
50mm/f0.95の設計者が担当した大口径望遠レンズ
セレナー85mm/f1.8(キヤノン85mm/f1.8)は、キヤノンのレンジファインダー用中望遠レンズです。
このレンズを設計したのは、50mm/f0.95を手掛けたことで有名な向井二郎氏です。
4群5枚のクセノター構成で、大口径ながら内部は簡略化されています。当時のキヤノンはレンジファインダーシステムの維持コストに足引っ張られ、ニコンFに対抗する一眼レフカメラのフラッグシップ機登場に出遅れていました。コストを圧縮すべく、このレンズは同時発売の一眼レフ用Rレンズ、そしてFLレンズでも同じレンズ構成で製造されています。
最後に生き残った85mm
キヤノンのレンジファインダー用85mmレンズには、登場順にf2、f1.9、f1.5、f1.8の4種類が存在しています。
f2は1948年から1952年まで製造され、f1.9の登場で間もなく生産終了となりました。f1.9(1951年)とf1.5(1953年)は、このf1.8の登場した1961年に生産を終了し、以降、レンズ設計を変更したFD85mmf1.8の登場する1974年まで、このレンズの設計はキヤノンの85mmであり続けました。
製造期間の長さや、大口径ながらf1.5の半値以下で発売されたこともあり、キヤノン85mmシリーズのなかでは中古で見つけやすいレンズかもしれません。
美しい前ボケ後ボケ
解像力のあるレンズであり、非常にシャープな描写です。
コントラストは低めですが、ボケ味が素晴らしく綺麗です。特に望遠レンズは被写界深度が浅くなってボケ味が重要になりますので、ここは見逃せない評価です。
絞り羽根も13枚ありますので、絞り込んでも円に近く、理想的なボケを発生させることができます。前ボケ、後ボケともに美しいレンズで、実用的な性能を持つレンズです。
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スペック
- 発売年
- 1961年~1971年
- マウント
- ライカスクリュー(L)マウント
- レンズ構成
- 4群5枚
- 絞り
- f1.8-f22
- 絞り羽根枚数
- 13枚
- 最短撮影距離
- 1.0m
- 重さ
- 470g
- 発売当時価格
- 31000円