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セレナー 50mm f3.5とは
キヤノンの沈胴式Lマウントレンズ
セレナー50mm/f3.5は、キヤノンのレンジファインダー用レンズです。
3群4枚構成で、外観もライツのエルマーを模したと思われるデザインです。ただし、絞りリングは前玉部ではなく鏡胴部分にあり、本家より使い勝手は良いように思います。
輸出用のI型、ライカマウントのII型
セレナー50mm/f3.5には、マウント違いに2つのバージョンが存在しています。
キヤノン製レンズ第1号であり、海外輸出専用モデルであったI型は、ライカ規格とは異なるキヤノン独自のピッチねじを採用しており、キヤノン普及型(J型)に装着されました。
1952年8月にライカマウントとなったII型が登場。1953年からは「セレナー」から「キヤノン」へとレンズ銘が変わったことで、キヤノン50mm/f3.5と表記されているモデルもあります。
希少なレンズ
ライカのコピーレンズでありふれたものかと思いきや、ネットでもレビューを書く人はほとんどなく、なかなか見かけないレンズです。
3群4枚のテッサー型ですので、良く写るレンズに間違いないでしょう。
沈胴方向の書かれた矢印や鏡胴側につけられた絞りリングなど丁寧に作られていますので、オークションで見かけた際は落札をし、その品質を手にとって味わいたいですね。
現在のオークション出品
オークションの出品はないようです。
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スペック
- 発売年
- 1945年(I型) / 1952年(II型)
- マウント
- ライカスクリュー(L)マウント
- レンズ構成
- 3群4枚
- 絞り
- f3.5-f16
- 最短撮影距離
- 1.0m
- 重さ
- 170g(I型) / 144g(II型)
- 発売当時価格
- 13000円