セレナー 85mm f2

Serenar 85mm f2

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セレナー 85mm f2とは

仕上げの良いLマウントレンズ

セレナー85mm/f2は、キヤノンが最初に発売したレンジファインダー用85mm望遠レンズです。

キヤノン(当時の精機光学工業)は戦前戦中からコピーライカを製造しており、レンズには日本光学製のニッコールレンズを採用していましたが、戦後は自社製のセレナーレンズの製造を始めました。

光沢のあるクロームの鏡胴で、惜しみなく良い材料が投入されているようでズッシリとした重みを感じます。ローレットの加工などしっかりとした品質で製造されていることが分かるレンズです。

15枚の絞り羽根でボケ味が凄い!

外観のみならずレンズの中身にも丁寧さが伺えるのが絞り羽根の枚数です。

絞りリングを回すと15枚の絞り羽根が美しく円を描きます。ボケ味は滑らかで、被写界深度の浅くなる望遠レンズでは非常に使いやすい描写傾向です。

古いレンズですが絞り開放からシャープな像を結び、ミラーレスカメラではピントの山を掴みやすいレンズです。

現在のオークション出品

オークションの出品はないようです。

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スペック

発売年
1948年9月(I型) / 1951年9月(II型)
マウント
ライカスクリュー(L)マウント
レンズ構成
4群6枚
絞り
f2-f16
距離経連動
1.07m
フィルター径
48mm
重さ
556g(I型) / 615g(II型)
発売当時価格
34520円(I型) / 35000円(II型)