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ニッコール 24mm f2.8とは
世界ではじめて近距離補正機構を採用したレンズ
ニッコール24mm/f2.8は、ニコンの一眼レフ用広角レンズです。
1967年に登場したニッコールNオート24mm/f2.8は、世界ではじめて近距離補正機構を採用したレンズです。
その後、1972年にレンズがマルチコート化され、1975年になると、ニューニッコールとしてモデルチェンジされました。1977年にはAi方式に対応し、さらに性能を向上させたAiニッコール24mm/f2.8が発売されています。実に10年にも渡ってラインナップされているロングセラーレンズです。
レンズ名から読み取れること
レンズ名称に付く「N」とは、ラテン語の9を意味するNovumから名付けられたもので、レンズ枚数が9枚であることを意味しています。
「オート」は、シャッターと連動して絞りが自動的に絞られる「自動絞り」機構に対応しています。
「Ai」ではTTL測光対応カメラで絞り優先AE撮影が可能になります。
自然なボケと解像度の高さ
24mmは28mmよりも広さが強調されて広角の効果が出やすく、また極端なデフォルメもないために扱いやすい画角です。
ニッコールレンズの期待を裏切らない、極めて解像度の高いレンズです。非常に鮮鋭度のある絵になります。Aiニッコールではコントラストが高めで、明暗をクッキリ描き分ける特徴があります。
また、0.3mまで被写体に寄ることが可能で、広角レンズでありながらf値の明るさを活かしたボケを生み出すことができます。ボケ味は非常に素直であり、近くにピントを合わせても高い描写性能を維持することから草花の撮影にも向いています。登山のお供に風景から花まで一本で何でもカバー出来る万能なレンズです。
APS-Cサイズセンサーを搭載したミラーレスカメラへの取り付ければ、画角は36mmと定番の広角レンズの画角となりますので、フルサイズでは広角レンズとして、APS-Cでは35mmの常用レンズとしてお使いいただけます。
サイズもコンパクトでf値も明るいですから、非常に「使える」レンズです。
現在のオークション出品
バリエーション
- ニッコール N オート 24mm/f2.8
- 1967年発売
- ニッコール NC オート 24mm/f2.8
- 1972年発売。マルチコート化
- ニューニッコール 24mm f2.8
- 1975年発売。非Aiマニュアルフォーカス式でモデルチェンジ
- Ai ニッコール 24mm/f2.8
- 1977年発売。Ai方式対応と性能向上
最近「ニッコール 24mm f2.8」を話題にしたブログ
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スペック
- 発売日
- 1967年
- レンズ構成
- 7群9枚
- 最短撮影距離
- 0.3m