ニッコール 50mm f1.4

Nikkor 50mm f1.4

images by bing

ニッコール 50mm f1.4とは

味わい深い標準レンズの世界

ニッコール50mm/f1.4は、ニコンの一眼レフ用標準レンズです。

50mmレンズは肉眼に近い写りをすると言われ、多くの人に愛用されています。コンパクトでf値も明るく、絞りを開けば望遠レンズを使ったかようなボケも得られます。

カメラとセットで販売されることも多く、製造本数も多めです。また、時代毎のバリエーションが豊富で、外観はもちろんのこと、光学系やコーティングの違いで「レンズの味」も異なっています。

光学系は大きく分けて2つ

ニッコールの50mm/f1.4にはいくつかのバリエーションがあります。その中でも光学系の設計変更を伴う変化があったのが、1976年発売の「ニューニッコールS 50mm f1.4」です。

どのレンズも標準レンズだけあって高性能ですが、ニューニッコール以前のボケ味はクセ玉のように味があり、オールドレンズの真価を発揮します。

ニッコールSオート50mm/f1.4は球面収差が大きく、開放では柔らかいコントラストでフレアが発生し、ボケ点光源はラグビーボール型に歪み、やや賑やかな印象です。これがf2に絞ると急激に引き締まり、また、ピント面のシャープさとのギャップも味わい深く、クセ玉としても人気があります。

1972年にはマルチコート化されたニッコールSCオート50mm/f1.4が発売されます。カラーフィルムの普及に伴ってレンズのコーティングを強化したもので、マゼンタ色の光の反射が特徴です。現代風の色合いで描写します。

1974年になると、金属の絞りリングはラバー巻きへ変更され、1976年には6群7枚構成の光学設計に変更となります。最短撮影距離は0.45mとなって、より被写体に寄って撮影ができるようになりました。柔らかく、また厚みのある、繊細で透明感を伴うシャープさが特徴です。以降、Ai化され、最後にマルチモードAEに対応したAi-Sではスーパー・インテグレイテッド・コーティングが施されて一層光学性能が向上しています。

玉数も多く、お買い得

標準レンズとだけあってオークションでもよく見かけるレンズです。そして、高い性能と情緒に富んだ絞り開放付近での絶妙な描写に根強い人気があります。

レンズは良く写って当たり前、その中にあって、このレンズにしか出せない「味」があります。

ニッコールはガチガチとした硬い描写のイメージがありますが、50mm/f1.4はどことなく、感情が入っていく隙間と柔らかさを持つレンズです。

現在のオークション出品

オークションの出品はないようです。

バリエーション

ニッコール S オート 50mm f1.4
1962年発売。5群7枚、最短撮影距離0.6m、最小絞り16、重さ325g。
ニッコール SC オート 50mm f1.4
1972年発売。マルチコート化されたもの。
ニューニッコール 50mm f1.4
1974年発売。ピントリングは金属からゴム巻きへ。
ニューニッコールS 50mm f1.4
1976年発売。軽量化と外観の変更があります。最短撮影距離は0.45m、重さは260gになりました。
Ai ニッコール 50mm f1.4
1977年発売。Ai対応
Ai ニッコール 50mm f1.4S
1981年発売。Ai-S対応

最近「ニッコール 50mm f1.4」を話題にしたブログ

情報なし
取り上げているブログは見つかりませんでした。