ズミクロン 90mm F2

Summicron 90mm f2

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ズミクロン 90mm F2とは

ライツ黄金期の美しいデザイン

ズミクロン90mm/f2は、ライカ大口径中望遠レンズの筆頭に挙がる、ずしりとした重量感のある大きな大口径レンズです。三脚撮影を行う際に、ボディとレンズの重心バランスが保たれるよう、レンズ側に三脚用のネジ穴が設けられています。

また、二段引き出し式のフードが組み込まれており、ヘリコイドルーレットや絞りの美しさなどレンズ全体の加工は、ライツ社全盛期の手間を惜しまない造りの良さを実感できます。ズミクロンの名を持つレンズにふさわしい逸品です。

浅いピント面と柔らかさと繊細さ

90mmという中望遠では、被写体の距離が近づけば近づくほどに被写界深度は浅くなり、大きなボケを得ることができます。

ボケは美しい円形で、ライカレンズ特有の柔らかな階調表現と相まって、なめらかでやさしい印象に描画します。

また、周辺光量の低下も少なく、f2.8でほとんど目立たず、f4では皆無になります。

ズミクロンらしいシャープでキレのある描写で、その場の雰囲気を細かなディテールまで写し撮り、被写体の質感を立体感に表現する優れたレンズです。

現在のオークション出品

オークションの出品はないようです。

バリエーション

Lマウント
本数は非常に少ないながらスクリューマウントバージョンが存在しています。

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スペック

発売年
1957年
マウント
ライカLマウント
レンズ構成
5群6枚
絞り
f2-f16
撮影距離
1.0m-無限
フィルター径
46mm
フード
SOOZI,SEOOF,HMOOD