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エルマリート M 28mm F2.8とは
40年以上も改良の続くレンズ
古くから改良の続けられている人気のレンズでそれぞれの世代ごとにレンズの癖があります。
個体差はありますが、古いのものはエッジの立った描写でピントの外れは癖のあるボケがあり、新しいものはクリアで滑らかな描写をします。
ライカのレンズにしかない立体感
エルマリート M 28mmの最も優れたポイントは、ウェットで立体感のある描写力です。シャープなレンズは他にもありますが、レンズの持つ湿度や柔らかさといった空気感が違います。
現行モデルでは非球面レンズを採用して抜群のコントラストとシャープネスを誇る描写のレンズとなりました。レンジファインダー機と相性の良い広角レンズとして多くの写真家が愛用しています。
現在のオークション出品
オークションの出品はないようです。
バリエーション
- 第1世代
- 1965年に登場した第一世代のレンズは、非レトロフォーカスで後玉の突出したものです。鏡胴のくびれは深く、重厚な印象を与えます。それまでの28mmレンズはズマロンf5.6だったのが、このレンズでf2.8の明るさにまで選択肢が広がりました。
- 第2世代
- 1972年発売。レトロフォーカス設計となり、後玉の出っ張りが無くなったことで、Leica M5、Leica CLにも取り付けることのできるモデルです。初期モデルの一部には、第1世代の鏡胴を使ったものもあります。前期型と後期型があり、前期型には無限ストッパーが、後期型には半月切り込みの指かけが付いています。
- 第3世代
- 1979年発売。1972年から1992年まで生産された、ライカニュージェネレーションレンズの一つです。フィルター径はやや小さくなり、よりストレートな鏡胴になっています。
- 第4世代
- 1993年に登場した第4世代は癖のない描写をする7群8枚構成のレンズです。前面の凹レンズが特徴で、非球面レンズを採用していない最後の広角レンズです。
- 第5世代
- 2006年発売。ラインナップ中でもっともコンパクトなレンズです。非球面レンズを採用し、重さはわずか180gになっています。癖もなく、柔らかくシャープな描写です。
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スペック
- 発売年
- 1965年~
- マウント
- ライカMマウント
- レンズ構成
- 6群8枚(第1世代のみ6群9枚、第4世代は:7群8枚)
- 絞り
- f2.8-f22
- 撮影距離
- 0.7m-無限
- フィルター径
- 48mm(第2世代以前)、46mm(第3世代以降)、39mm(第5世代)