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ズミター 50mm F2とは
ズマールに代わる大口径レンズ
ズミター50mm/f2は、ズマールの後継として登場した大口径レンズです。ガウスタイプの4群7枚構成で、発売当時に需要の増えてきたカラーフィルムへ対応するために、ズマールよりも色収差が良好に不補正されています。
周辺光量も改善して明るくなり、良く写るレンズとして人気です。1939年の登場から1955年まで、約17万本が製造されたズミタールは、流通した本数が多いことから、中古での価格は比較的安くて入手しやすいレンズです。
年代によって違いがある
第二次大戦を挟んで生産されたズミタールには、戦前戦後で機能の異なるところがあります。
戦前のものはノンコーティングで、絞り値はf12.6までで、絞りの目盛りは大陸絞りになっています。戦後のものになると1946年からはコーティングが付くようになり、絞り値はf16まで、絞りの目盛りは国際絞りになりました。
真面目で繊細な描写
17年もの間に生産されただけあり、その描写は好評です。
個体差はあるものの、絞り開放付近ではズミクロンにも似た描写傾向にあり、絞り込むと非常に繊細な写りをします。
比較的安い価格で手に入るにも関わらず、素晴らしい繊細なトーンで被写体を写し撮るズミターレンズには、多くの人たちに根強い人気が続いています。
現在のオークション出品
オークションの出品はないようです。
バリエーション
- 絞り羽の形状
- f12.5のモデルは角型、f16のモデルは円形の絞りになっています。
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スペック
- 発売年
- 1939年
- マウント
- ライカLマウント
- レンズ構成
- 3群6枚
- 絞り
- f2-f12.5 or f16
- 撮影距離
- 1.0m-無限
- フィルター径
- 36mm
- フード
- SOOPD